原作である舞台の大ファンだからずっと前から楽しみにしていた『パコと魔法の絵本』
結構前になるのですが、九月末日ごろに見に行ってきました
公式HP:
http://www.paco-magic.com/index.html
*あらすじ*
昔々、大人の俳優に脱皮できなかった元有名子役や、消防車にひかれたまぬけな消防士など、患者だけでなく医者や看護師も変わり者ばかりが集まる病院があった。
中でも一代で自分の会社を築いた超ワガママ老人の大貫(役所広司)は、一番の嫌われ者。ある日大貫は、1日しか記憶を保てない少女パコ(アヤカ・ウィルソン)に出会う。
個人的評価:
大人のための笑って泣ける絵本
中島哲也監督らしい、オモチャ箱をひっくり返したような明るくポップな色使いの画面やCGで童心に返ったような気持ちに♪
原作が好きだと自然と点数が辛くなってしまうのですが、期待以上の出来で大満足でした
画面構成に舞台っぽい雰囲気があり、演技も大幅な解釈の変更もなく舞台からの人でも大丈夫だと思います
原作ではちょっと変わり者程度の登場人物が、映画では風変わりを通り越したハイテンションキャラ↑になってるけどそれでも感動は十二分
寧ろ、ヤンキー看護婦と元子役との関係など、サブキャラクターのエピソードが濃くなっていてより感動できる作品となっています
原作者である大王こと後藤ひろひとも出ており、その辺も楽しめるんじゃないかと
夫婦や恋人同士、友達、もちろんお一人でもOK!
ただ、これが子供向きかというと正直疑問系
扱うテーマは軽くなく、むしろ現代的な病であるためちょっと難しい要素もあるかと
せめて、感動のクライマックスで身も蓋もないことを言わない年齢になってからにしてほしいです(出てた涙も引っ込んじゃうよ)
PR