2月の頭から計画していた2泊3日で奈良世界遺産巡りに行ってきました
地震の影響で高速バスの予約が取り消しになってしまいましたが、この鬱々とした気分を払拭した~いと気合いで始発の新幹線に変更
京都から乗り継いで、午前9時前に最初の目的地である『薬師寺』に到着しました
■薬師寺とは・・・
1998年、古都奈良の文化財としてユネスコより世界遺産に登録。
興福寺とともに法相宗の大本山であり、南都七大寺のひとつに数えられる。
本尊は薬師如来、開天武天皇が皇后の病気平癒を祈り、建立を発願。698年に完成した。
西の京駅より徒歩1分
まずは裏手側の
玄奘三蔵院伽藍へ
玄奘三蔵院伽藍
『西遊記』で有名な三蔵法師、その分骨を収め建てられたものです
中には大川逞一仏師作である玄奘三蔵像を祀った玄奘塔が中心に配され、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿には平山郁夫作の玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」があります
壁画は縦2.2メートル、長さが49メートル(13枚の合計)にもなり、なかなか圧巻
特に青を基調とした夜道の道中を描いた壁画が素晴らしかったです
近くには梅の木も
続いては国宝である東塔
現在、寺に残っている建築のうち奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一のものです
東塔
東塔特別入堂拝観は~3/21まで
その後は約110年ぶりの解体修理が始まり、約8年間は素屋根に覆われて見れなくなります
「凍れる音楽」と評されるのも分かる程に意匠がこっており、細部まで見どころ満載
中の柱には大きな亀裂があったり、うっすらと当時の色彩が残ってるのも興味深いです
写真が多いので追記へ
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薬師寺
map
HP:
http://www.nara-yakushiji.com/
住所:奈良県奈良市西ノ京町457
電話:0742-33-6001
営業時間:8:30~17:00
定休日:無休
拝観料:500円(玄奘三蔵院伽藍公開時は800円)
Pあり
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大講堂
本尊の弥勒菩薩を中心に、法苑林菩薩と大妙相菩薩が祀られており、合わせて弥勒三尊像と称されます
仏像だけではなく、ちょっとした席があり時間によってお坊さんによる薬師寺の説明もあり(ちょうどいいタイミングで二度ほど行きあったのですが、時間の関係で聴けず
)
日本最古の仏足石や釈迦十大弟子の像も見どころです
金堂
国宝である薬師寺三尊像が祀られています
中心に薬師如来、左右に月光菩薩と日光菩薩が寄り添っており、銅製鍍金を用いた滑らかな肌が美しい
台座の文様も当時の文化が垣間見られて面白い
・・・もしかしなくても、西塔の写真を撮り忘れてます
西塔も内部が見れるのですが、此方は時間指定(11時、13時、15時~の30分間)
お昼御飯を予約していたので一旦離れ、15時に間に合うように再度行ってきました
旧塔は戦火により焼失し、此方は1981年に再建したもの
デザインは東塔と似ているが、東塔が修復で変更した部分を再現しているため白壁が連子窓であったりと細部で違いがあります
中は当時の華やかな絵が再現されており、東塔と比較すると楽しい
ラストは中門へ
左右には1991年に復元された二天王像が配置
裸形の仁王像ではなく武装した二天王像というのが面白く、華やかな色使いに当時の文化が偲ばれます
全体的に、とにかく華やかで中国っぽい色彩がキレイ
また、観光慣れしまくってるお坊さんの口上が楽しかったです(笑)
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